ジャックダニエルの新しいマスターディスティラー
テネシー・ウイスキーづくりの経験豊富な賢人が、品質を「穀物からグラスまで」管理
テネシー州リンチバーグ(2020年10月7日) -- ジャックダニエル蒸溜所は、経験豊富なテイスターであるクリス・フレッチャー氏が、当蒸溜所のマスターディスティラーを継承することを発表しました。
フレッチャー氏はこれまでアシスタント・マスターディスティラーを6年間務めていましたが、今後「穀物からグラスまで」ジャックダニエルの品質全般とイノベーションの監督管理、グローバル・アンバサダーとしての役割を担うことになります。 さらに、次世代のウイスキー職人を採用し、教え、指導することを目的とした、同蒸溜所の新しい「ディスティラーズ・イン・トレーニング」プログラムの監督も務めます。
リンチバーグで生まれ育ったフレッチャーは、1966年から1989年の引退までマスターディスティラーの任にあったフランク・ボボの孫にあたります。
ジャックダニエル蒸溜所のSVP兼ゼネラル・マネージャーであるラリー・コームズ氏は、「過去6年間、クリスは蒸溜所のあらゆる主要な技術革新、製品、生産工程の強化に携わり、我々のテネシー・ウィスキーが最高の個性と品質を保つことに尽力してきました。クリスはウイスキーづくりの血を受け継いでいますが、知識、専門性、創造性という信じられないほどユニークな組み合わせを持っており、我々を将来にわたってうまく導いてくれることでしょう。クリスのような人材はそうそういませんし、素晴らしいシニアリーダーシップチームに支えられて、彼がこの新しい役割で活躍することは間違いないでしょう。」と語っています。
「ここジャックダニエルでマスターディスティラーに任命され、世界最高のウイスキーをつくってきた歴代のマスターディスティラーに名を連ねることは名誉なことです。この17年間、私は多くの才能あるウイスキーメーカーと共に学び、働くことができました。私に多くのことを教えてくれたジェフ・アーネットをはじめとする指導者たちにとても感謝しています。 ここリンチバーグの蒸溜所とビジネスチームは最高であり、私は彼らと一緒に世界で最も人気のあるテネシー・ウイスキーをつくり続けることが楽しみで仕方ありません。」とクリス・フレッチャーは述べています。
フレッチャーのジャックダニエルでの仕事は2001年までさかのぼります。はじめは大学に通いながらパートタイムのツアーガイドとして働いていました。そして、2003年にテネシー工科大学で化学の学士号を取得し、ブラウン・フォーマン社の研究開発部門で8年間、化学者として働きました。 バーボン業界で数年働いた後、フレッチャーはジャックダニエル蒸溜所に戻り、アシスタント・マスターディスティラーに任命されました。
2020年現在、フレッチャーと妻のアシュリー、そして生後3ヶ月の息子ペイン・トーマスはテネシー州リンチバーグに住んでいます。